大学院教育学研究科(令和5年度入学年度のポリシー)

理念?目標

 教育に関する高度な実践的専門性を有し、地域の学校の課題に即した学校改善?学級改善?授業改善の構想力?実践力、教育実践をリードする力の育成や、小学校、中?高等学校の各教科において質の高い教育内容研究?教材研究をもとにした授業の構想力?実践力、さらに教科横断?校種横断に基づく高度な授業開発力の育成を目指します。

学位授与の方針(ディプロマポリシー)

本専攻を修了し、以下の能力等を身につけた学生に教職修士(専門職)の学位を授与します。

▼学部 卒業学生

<教育課程の編成>
 学校の教育目標と教育課程を理解し、実施することができる。

<子ども理解や指導方法>
 子ども理解に基づき、発達段階に応じた指導をすることができる。

<教師や学級、学校のあり方>
 同僚や保護者等と信頼関係を構築し、自己の課題に主体的に取り組むことができる。

<地域の子どもとその教育>
 地域の教育課題を理解するとともに、新たな教育課題について最新の情報を収集しながら取り組むことができる。

<教科指導>
 各教科の授業を実践し、授業を評価して改善することができる。

<教育的な諸課題の探究>
 子ども一人一人に愛情をもち、未来を担う人材の育成をめざし、積極的に研修、研究を行い、自らの実践力を向上することができる。

▼現職 教員学生

<教育課程の編成>
 学校の教育目標の実現を目指し、教育課程を工夫改善することができる。

<子ども理解や指導方法>
 子どもの指導に関する諸課題を明確にし、同僚とともに協働して解決を図ることができる。

<教師や学級、学校のあり方>
 関係諸機関と連携?協働し、学級経営や学校経営に関する諸課題に取り組むことができる。

<地域の子どもとその教育>
 地域の教育課題を理解するとともに、新たな教育課題について最新の情報を収集しながら取り組むことができる。

<教科指導>
 各教科の授業を工夫改善するとともに、授業に関する専門性を高めることができる。

<教育的な諸課題の探究>
 子ども一人一人に愛情をもち、未来を担う人材の育成をめざし、積極的に研修、研究を行い、自らの実践力を向上することができる。

▼現職 教員学生(学校マネジメント分野)

<教育課程の編成>
 幅広い視野に基づき、学校の教育目標と教育課程の編成に参画することができる。

<子ども理解や指導方法>
 子どもの指導に関する諸課題を明確にし、学校全体の視点から解決をリードすることができる。

<教師や学級、学校のあり方>
 連携?協働による課題解決をリードし、学校経営の改善に参画することができる。

<地域の子どもとその教育>
 地域の教育課題を理解するとともに、新たな教育課題について最新の情報を収集しながら取り組むことができる。

<教育的な諸課題の探究>
 子ども一人一人に愛情をもち、未来を担う人材の育成をめざし、積極的に研修、研究を行い、自らの実践力を向上することができる。

▼教育課程編成?実施方針(カリキュラムポリシー)

本専攻では、以下の能力を養成する方針に基づき、カリキュラムを編成しています。
<教育課程の編成>
 「教育課程の内容と編成」等の授業科目を通じて、教育課程を編成する能力を養成する。

<子ども理解や指導方法>
 「道徳教育の理論と実践」「発達障害児の心理」等の授業科目を通じて、子ども理解や指導方法に関する能力を養成する。

<教師や学級、学校のあり方>
 「学校?学級文化の創造と学級経営」「現代学校?教師論」等の授業科目を通じて、学級経営?学校経営に関する能力を養成する。

<地域の子どもとその教育>
 「教育?地域課題挑戦プロジェクト実践論」等の授業科目を通じて、地域の教育に関する能力を養成する。

<教科指導>
 「国語科の本質と目標?内容構成」「初等国語科の教材研究と授業構想」「中等国語科の教材研究と授業構想」等の授業科目を通じて、教科指導に関する能力を養成する。

<教育的な諸課題の探究>
 「実習Ⅰ?Ⅱ」「小学校実習Ⅰ?Ⅱ」「中?高等学校実習Ⅰ?Ⅱ」「課題研究Ⅰ~Ⅲ」等の授業科目を通じて、教育的な諸課題を探究する能力を養成する。

学生の学修成果は、シラバスに明記された評価方法及び評価基準に基づいて、授業の到達目標への到達度により評価します。
【評価方法】
?講義科目においては、理解度を確認する筆記試験、レポート及び小テスト、受講態度などにより、到達度を判定します。
?演習、実験、実習、実技科目においては、筆記試験、レポート及び小テストに加え、参加度や発表内容、実技等を通じて、到達度を判定します。
?課題研究に関しては、レポート及び小テスト、研究報告やプレゼンテーションの参加意欲や発表内容などにより、到達度を判定します。

入学者受入方針(アドミッションポリシー)

▼教育学研究科

<育成目標>
地域や学校の教育課題への対応や、学校改善のためのマネジメント能力などとともに、教科横断と校種縦断という視点から、教科の目標?本質を踏まえた授業構想?展開などの総合的な実践力を高めることを目指しています。

<求める能力?人物像>
教育問題に強い関心を持ち、実践的な対応力と専門的な力量を身につけたいという意思を持ち、地域?文化の向上に寄与したいという意欲のある人を求めています。

▼教育実践創成専攻

<育成目標>
地域や学校の教育課題への対応や、学校改善のためのマネジメント能力などとともに、教科横断と校種縦断という視点から、教科の目標?本質を踏まえた授業構想?展開などの総合的な実践力を高めることを目指しています。
また、目指す教師像は次のとおりです。
本専攻では、地域や学校の教育課題に対応し、学校において指導的?中核的な役割を果たす教員を育成します。現職教員学生に対しては、若手教員の育成や、教科の目標?本質を踏まえた学習指導、学校マネジメントに関する指導的役割を果たし、新しい学校づくりのリーダーや管理職として学校を運営していく教員を育成します。学部卒業学生に対しては、教科指導?学級経営に関する実践力を備え、将来的に新しい学校づくりの有力な担い手となる教員を育成します。

<求める能力?人物像>
本専攻では、以下の知識?技能等を有している学生を求めています。

一般選抜
教育課程の編成
学習指導要領および教育課程に関する基礎的な知識を有している人

子ども理解や指導方法
子ども理解に基づく適切な指導法について基礎的な知識を有している人

教師や学級、学校のあり方
教師の役割と学級経営や学校経営の意義について知識を有している人

地域の子どもとその教育
地域の教育課題について関心を有している人

教科指導
各教科の指導について基礎的な知識と技能を有している人

教育的な諸課題の探究
教育課題に関して強い探究心を有している人

現職教員選抜
教育課程の編成
学習指導要領および教育課程に関する基礎的な知識を十分に有している人

子ども理解や指導方法
子ども理解に基づく適切、かつ、きめ細やかな指導法について知識を有している人

教師や学級、学校のあり方
教師の役割と学級経営や学校経営の意義について十分な知識を有している人

地域の子どもとその教育
地域の教育課題について強い関心を有している人

教科指導
各教科の指導について高度な知識と技能を有している人

教育的な諸課題の探究
教育課題に関して教育実践に裏打ちされた強い探究心を有している人

現職教員選抜(学校マネジメント分野)
教育課程の編成
学習指導要領および教育課程に関する高度な知識を十分に有している人

子ども理解や指導方法
子ども理解に基づく適切、かつ、多様な指導法について高度な知識と技能を有している人

教師や学級、学校のあり方
教師の役割と学級経営や学校経営の意義について高度な知識を有している人

地域の子どもとその教育
地域の教育課題について強い関心と知識を有している人

教育的な諸課題の探究
教育課題に関して教育実践に裏打ちされた強い探究心と俯瞰する力を有している人

▼教育実践開発コース

<育成目標>
教育に関する高度な実践的専門性を有し、地域の学校の課題に即した学校改善?学級改善?授業改善の構想力?実践力、教育実践をリードする力を育成することを目標としています。
また、本コースの各分野で目指す教師像は次のとおりです。
学校マネジメント分野では、学校経営、学校安全と危機管理、学校改善などに関する力を有し、学校づくりをリードできる教員を育成することを目指しています。
教師力育成分野では、学校が抱える様々な問題を解決する力を有し、カリキュラム開発、教育臨床、異校種間の連携、地域との連携を実践する力を有する教員を育成することを目指しています。

<試験区分別の入学者選抜の基本方針>
専攻で定める<求める能力?人物像>で示す能力等を有する人を評価するため、以下の方法により選抜します。

一般選抜
口述試験、書類審査の結果を総合的に判断して、合格者を決定します。

現職教員選抜
本選抜は、3年以上の教職経験を有し、現に学校又は 教育機関に専任として在職している人を対象に実施しています。口述試験、書類審査、口頭試問(学校マネジメント分野のみ)の結果を総合的に判断して、合格者を決定します。

▼教科領域実践開発コース

<育成目標>
小学校、中?高等学校の各教科において、質の高い教育内容研究?教材研究をもとにした授業の構想力?実践力、さらに教科横断?校種縦断に基づく高度な授業開発力を育成することを目標としています。
また、本コースの各分野で目指す教師像は次のとおりです。
初等教科教育分野では小学校の各教科等において、中等教科教育分野では中?高等学校の各教科等において、教科の目標?本質を踏まえ質の高い教材研究をもとに授業を開発し、それを適切に評価して改善に役立てることができる教員を養成する。さらに、教科横断?校種縦断に基づき、より高度な授業開発?実践?評価のできる教員を育成する。

<試験区分別の入学者選抜の基本方針>
専攻で定める<求める能力?人物像>で示す能力等を有する人を評価するため、以下の方法により選抜します。
一般選抜
口述試験、書類審査の結果を総合的に判断して、合格者を決定します。
現職教員選抜
本選抜は、3年以上の教職経験を有し、現に学校又は 教育機関に専任として在職している人を対象に実施しています。口述試験、書類審査の結果を総合的に判断して、合格者を決定します。