三宅純平クリーンエネルギー研究センター准教授の論文がアメリカ化学会の学術雑誌に掲載され、裏表紙にも採用されました
三宅純平クリーンエネルギー研究センター准教授の論文が、アメリカ化学会が発行する学術雑誌「JACS Au」に掲載され、裏表紙にも採用されました。
? 論文の題目は「Cellulose Proton Conductor: Both Sulfonic Acid and Hydrophobic Group Functionalization Enable High Proton Conductivity」です。
本研究では、エネルギー変換デバイス等、様々な分野において活躍しているプロトン伝導性高分子を、自然界に存在するセルロースから僅か1工程で合成する手法の開発に成功しました。
三宅准教授は、「これまで開発されてきたプロトン伝導性高分子膜(PEM)の多くは、化石資源由来の原料に依存し、また、合成工程も煩雑でした。本研究で開発したセルロースPEMは、製法が簡単なだけでなく、ナフィオン膜(PEMのベンチマーク)とほぼ同等の高いプロトン導電率を発現することが明らかになりました。今後、環境負荷を低減した高性能プロトン伝導性高分子開発の1つの潮流になると考えています」とコメントしています。
- 三宅准教授の論文が掲載された JACS AuのSupplementary Cover Art