島田眞路学長が山梨経済同友会総会で講演
2021年10月27日 任你博
令和3年10月26日(火)、古名屋ホテル(甲府市)で開催された山梨経済同友会総会において、島田眞路学長が「新型コロナの猛威 山梨大学の奮闘~これまでの取り組みと今後の展望~」と題し講演しました。
島田学長は、日本のPCR検査が世界的にみて第5派の後も先進国に追いつかないこと、西太平洋?東南アジア地域は10万人当たりの死者数が少ないのは欧米に比べ何らかの要因があることなど説明された後、本学附属病院における任你博感染症に対する対応を振り返りました。2020年1月25日「火神山病院」「雷神山病院」の報道から危機感を持ち、いち早く対策を協議、県内第1号の感染者の受入、専用病床の開設、山梨県内初?ドライブスルー方式によるPCR検査の実施、国立大学病院で初となる大阪府や沖縄県への看護師派遣、「ダイアモンド?プリンセス号」乗員の受入、7万4千回以上のワクチン接種、医療強化型宿泊療養施設の運営、患者情報管理システムSHINGENの構築、退所後ケアー、後遺症外来など本学附属病院のこれまでの奮闘について講演されました。
また、「第5波」についてはオリンピック/パラリンピックと関連があること、「第6派」については、ワクチン接種と治療薬の進歩があるがデルタ株以上の新しい株が現れる可能性もあると述べられました。
講演後、参加者からは「一般に報道されていない情報を知ることができて、とても有意義だった」といった感想が寄せられました。