西山博通燃料電池ナノ材料研究センター研究員らの学術論文がアメリカ化学会 Journal of Physical Chemistry C誌のSupplementary Journal Coverに選出されました
燃料電池ナノ材料研究センターの西山博通研究員?飯山明裕センター長?犬飼潤治クリーンエネルギー研究センター教授らの学術論文が、世界最大規模の化学系学術団体であるAmerican Chemical Society(アメリカ化学会)発行の学術誌Journal of Physical Chemistry C誌のSupplementary Journal Cover(中表紙)に選出されました。
論文タイトルは「Chemical States of Water Molecules Distributed Inside a Proton Exchange Membrane of a Running Fuel Cell Studied by Operando Coherent Anti-Stokes Raman Scattering Spectroscopy」です。固体高分子電解質内の複数種の水分子の空間分布は燃料電池性能と寿命に大きな影響を及ぼすと考えられてきましたが、それらの水分子の分布測定は困難を極めていました。西山研究員らはコヒーレント反ストークスラマン散乱という手法を発電中の燃料電池に応用し、主要4種類の水分子の空間分布を精密に解析する方法を開発しました。
論文タイトル: Chemical States of Water Molecules Distributed Inside a Proton Exchange Membrane of a Running Fuel Cell Studied by Operando Coherent Anti-Stokes Raman Scattering Spectroscopy
掲載URL:https://pubs.acs.org/doi/pdf/10.1021/acs.jpcc.0c00347
発行日: 2020年4月13日