修士課程修了の福田さんらの研究グループが人工知能学会研究会優秀賞を受賞
大学院修士課程コンピュータ?メディア工学専攻の福田翔士さん(平成26年修了、現在、ヒューマンズ?ネット株式会社所属)、大学院総合研究部の岩沼宏治教授、大学院総合研究部の山本泰生助教の論文が、2014年度の人工知能学会研究会優秀賞を受賞しました。
この賞は、人工知能学会研究会において発表された過去1年間の研究から、独創性、学術?技術上の寄与と波及効果、表現のわかり易さを考慮し、特に優秀なものを選定し与えられるものです。
論文テーマ:
「トランザクションストリーム上のオンライン型頻出飽和集合マイニング」
福田 翔士、岩沼 宏治、山本 泰生
人工知能学会 第97回人工知能基本問題研究会資料
SIG-FPAI-B404-01、2015年3月22日
https://jsai.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_uri&item_id=624
論文概要:
昨今ビックデータ処理に関連して、長大なストリームデータの効果的な処理技術を開発することが重要になってきています。
本研究は岩沼教授?山本助教の研究グループがこれまで取り組んできたデータストリームマイニング問題に対するオンライン型近似アルゴリズムの研究を更に発展させ、ストリームデータから、ストリームが続く限り、頻出なデータの組合せ集合を高速に実時間で抽出することを継続する、新しいアルゴリズムを提案しています。
従来のものと比較して多くの良好な性質を持っており、理論的な解析結果を示すとともに、実証実験により優秀な性能を確認しています。
受賞論文は、2014年度に発表された47件の中から2件選出されたものの一つで、実用性や今後の更なる発展性が期待され今回の受賞に至りました。
参考HP(人工知能学会):http://www.ai-gakkai.or.jp/About%20us/jsai_award-sig/#INCENTIVE
集合写真
(左:山本助教、中:福田さん、右:岩沼教授)