青木 誠 燃料電池ナノ材料研究センター研究員が「第13回GREEN拠点賞 長期RA賞」を受賞

　平成28年6月22日（水）、国立研究開発法人 物質?材料研究機構（茨城県つくば市）で開催された同機構ナノ材料科学環境拠点（GREEN）主催「第13回GREENシンポジウム」において、青木 誠 燃料電池ナノ材料研究センター研究員が「平成27年度GREEN拠点賞 長期RA賞」を受賞しました。本賞は平成27年度のGREENでの研究活動を対象に、優れた若手研究者を顕彰するものです。

　受賞した青木研究員は、「GREEN拠点賞という栄誉を賜り、大変光栄に存じます。本受賞は多くの方々のご指導の賜物であり、この場を心より御礼申し上げます。本受賞を励みに、今後も燃料電池の分野で研究に邁進してまいります」と述べています。

研究題目：単結晶シリコンへの電気化学的リチウム挿入／脱離過程の追跡

研究概要：次世代蓄電池であるリチウム空気電池の負極材料としてシリコンが注目されています。充放電過程におけるシリコン中へのリチウムの挿入／脱離による著しい体積膨張によって、電極が劣化してしまうという課題があります。本研究ではリチウムの挿入／脱離メカニズム解明のため、単結晶シリコンを用いた原子レベルでの挿入／脱離過程の追跡を行い、リチウム挿入／脱離により形成される物質の構造やシリコン基板原子配列との関係を明らかにしました。