寺田英嗣工学域教授らの研究グループによる論文が機械工学分野の国際会議でGold Best Application Paper Award を受賞

2024年7月18日 任你博

 令和6年6月27日(木)~6月29日(土)ルーマニアのティミショアラにて開催された機械工学分野の国際会議「6th IFToMM Symposium on Mechanism Design for Robotics (MEDER 2024)」において、寺田英嗣工学域教授らの研究グループ(工学域の孫瀟助教、牧野浩二教授、栗田和樹さん(修士課程工学専攻1年次)、金子弘海客員教授、石田和義准教授)が「Gold Best Application Paper Award」を受賞しました。
 本賞は、優秀な論文発表を行った研究者(若手研究者を除く)に授与されるものです。
 受賞題目は「Development of a Rehabilitation Robot for a Frozen Shoulder Considering a Shoulder Girdle Motion (肩甲骨の動きを考慮した五十肩リハビリロボットの開発)」で、肩甲骨の動きにも対応したリハビリロボットを開発し、さらにひとつのロボットで両肩のリハビリに対応した設計が評価されました。
 肩甲骨と肩関節がそれぞれ独立して動かせるようになるため、既存の機器よりも効率的な回復が見込めるリハビリ機器としての実用化が期待されます。
 研究代表者である寺田教授は「今後は理学療法士の負担を軽減できる医療機器として実用化を目指していきたいです」と、国際会議でプレゼンテーションを行った石田和義工学域准教授は「このような名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。本研究に携わった共同研究者の皆様に心から感謝申し上げます」とコメントしています。