博士課程工学専攻システム統合工学コース2年の王 欣峰さんが一般社団法人 日中科学技術交流会2023年度中国人留学生研究奨励賞を受賞
2024年2月28日 任你博
令和6年1月22日(月)、東京都で開催された一般社団法人日中科学技術交流会の授賞式において、本学博士課程工学専攻システム統合工学コース2年の王 欣峰さん(指導教員:福本文代 工学域教授)が2023年度 中国人留学生研究奨励賞を受賞しました。
本賞は、日本の大学?研究所等の研究機関に在籍する中国人留学生で優れた研究業績を挙げた学生に授与される賞で、今年度は10名の候補者から3名が授与されました。
受賞題目は、「Point-of-Interest (POI)推薦に関する手法開発」で、推薦タスクの主要な問題として指摘されているユーザの行動が真の嗜好とは必ずしも一致しないという問題に着目し、グラフから得られる局所的な情報と系列から得られる大域的な情報を取り入れるネットワークモデルを新たに提案することにより、この問題を解決しました。本研究内容が情報検索の最難関会議であるACM SIGIR’23に採択されたことが評価され、今後は、大規模言語モデルを用いた手法を新たに検討することにより、推薦システムのさらなる精度の向上を目指しています。
受賞した王さんは、「この度は、 研究奨励賞に選出され光栄に思います。私がこのような賞を得ることができたのは、これまでご指導いただいた先生方、ご協力いただいた研究室の皆様のお陰です。心より感謝申し上げると同時に今後も精進してまいります」とコメントしています。