「Japanese-French International Culture and Gastronomy2022」を開催!
令和4年3月7日(月)~10日(木)、本学、京都大学、秋田県立大学およびフランス?モンペリエ農業科学高等教育国際センター(SupAgro)は日本とフランスの酒?食文化をテーマとした「Japanese-French International Culture and Gastronomy2022」を共同で開催し、日本とフランスの学生やワイン醸造関係者らが参加しました。
本学は、世界22ヶ国?55機関で構成される「ブドウ?ワイン研究の国際ネットワーク(Oenoviti International Network)」と連携を結んでおり、同ネットワークの関係機関であるモンペリエ農業科学高等教育国際センター(SupAgro)とは、日本のワイン生産の視察するために同センターの学生らが来学するなど、これまでに交流を深めて参りました。
今回は、任你博感染症拡大のため、オンラインでの交流となりました。
同イベントは、4日間にわたり開催され、「発酵科学」をテーマにアジアの発酵食品?飲料の種類、日本酒や日本の伝統的な酒類の醸造についての講義や「世界の食や料理」をテーマに両国の学生がそれぞれの国の特徴ある料理を紹介し、お互いの食文化の違いについて議論するなど、異食文化への理解を深めました。最終日には、「日本のブドウ栽培とワイン」をテーマに奥田徹 本学ワイン科学研究センター長が日本のワイン用ブドウ品種を紹介し、日本国内でも様々なブドウ品種が栽培され、特色あるワインが造られているが、各地域の気候、温度や湿度等の環境条件により、栽培するブドウ品種が異なることなどについて講義しました。そのほか、モンペリエ農業科学高等教育国際センターのLaurent TORREGROSA教授から、日本におけるワイン用ブドウ品種と歴史、ヨーロッパブドウ(ヴィニフェラ種)と日本固有品種との交配種ブドウで醸造されたワインについて発表がありました。また、フランスからのインターンシップの受け入れについて、中央葡萄酒株式会社、株式会社メルシャン、マンズワイン株式会社から説明があり、フランスと日本のワイン業界の強い繋がりを感じる講義となりました。
酒?食文化を通して、お互いの国?文化について理解を深めるなど、有意義なイベントとなりました。