附属図書館医学分館「生と死のコーナー」関連イベント
講演会「自分の父母の介護と看取り」を開催
2021年12月13日 任你博
令和3 年12月3日(金)、医学部キャンパスにおいて、附属図書館医学分館「生と死のコーナー」の関連イベントとして、講演会を対面とオンラインで開催し、地域の医療関係者、医学生、教職員など223名が聴講しました。
今回は、山梨市立牧丘病院の古屋聡医師を講師にお招きし、「自分の父母の介護と看取り」と題してご講演をいただきました。
講義では、ご自身が出演された、日本テレビ系ドキュメンタリー番組NNNドキュメント’20』「家族の役割~最期の過ごし方~」(令和3年11月放送)の内容を振り返りながら、末期がんで余命わずかな父親と、認知症で寝たきりの母親に対して、医師として、また家族としてどのように関わったかをお話いただきました。
古屋医師は、患者の気持ちに寄り添い話をすること、本人の意思を尊重することの大切さを説いたほか、写真や動画を残すことの意義や、それは家族だけでなく、医療従事者にとっても振り返りとして活用できると述べました。
参加者からは、「将来医師になる身として、“気持ちに寄り添う”とはなにか深く考えました」「映像?写真は非常に強い伝達力?説得力があり、自身の立場に置き換えて考えるきっかけになりました」といった感想が寄せられるなど、有意義な講演会となりました。
※日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’20』「家族の役割~最期の過ごし方~」