NHK大学セミナーin山梨大学を開催
令和3年10月11日(月)、オンラインにて「NHK大学セミナーin山梨大学」を開催しました。
同セミナーは、日本放送協会(NHK)が大学教育に貢献することを目的に、番組出演者や制作者を講師として大学に派遣し、NHKの専門性を活かしたセミナーを全国の大学で実施しているもので、本学では初めて開催しました。
今回は、秦康範 工学部土木環境工学科准教授の担当授業科目「富士山学」の受講学生を対象に「ブラタモリが見た樹海の正体とは!?」と題し、セミナーを開催いたしました。
セミナーでは、NHK番組ブラタモリ「富士の樹海/樹海の神秘(2016年10月放送)」に出演された吉本充宏 山梨県富士山科学研究所主幹研究員(本学客員教授)、番組制作を担当された石原健一NHK制作局チーフ?ディレクター及び河添有祐 株式会社ぷろぺらディレクターを講師としてお招きし、当時の番組制作を振り返りながら、ブラタモリの制作秘話や富士の樹海の魅力などについてディスカッション形式で講義が行われました。
セミナー後半のテーマ「富士山?樹海の研究と防災」では、富士山の噴火の危険性にも触れ、富士山や樹海の地質や地形、噴火口の位置などを知ることが防災に繋がると説明しました。
秦准教授は、「ブラタモリは、街を歩きながら街に残された様々な痕跡に出会い、普段とは、違った視点から新たな魅力や歴史を再発見する面白さを伝える番組です。今回のセミナーをきっかけに知識を得ることで見慣れた風景がいつもと違って見えたり、そこから何かを感じとれるような学び方を身に着けてほしい」と参加した学生に語りました。
学生からは、番組制作や富士山?樹海研究について様々な質問が寄せられ、有意義なセミナーとなりました。