内閣府「国立大学イノベーション創出環境強化事業」 地方の総合大学で唯一採択! ─重点支援①において55大学中1位の評価─
本学は内閣府令和元年度「国立大学イノベーション創出環境強化事業」に採択され、正式決定した令和元年9月13日(金)に記者発表を行いました。
これは、各国立大学の外部資金獲得実績及び今後の民間資金獲得額増加のための計画などを踏まえ、優れた国立大学に対し、イノベーション創出環境を強化するための交付金が配分されるもので、本学への交付金は初年度2億円、2年度目に1億円を予定しています。※内閣府HP:国立大学イノベーション創出環境強化事業
会見で島田眞路学長は「本学が審査対象となった重点支援①?②の70大学の中では本学を含む3大学が採択され、中でも重点支援①において本学は55大学中1位の評価を受け、地方の総合大学では唯一採択された。本事業を推進することで、他大学のモデルケースとなると確信している」と取り組みへの熱意を述べました。
今後本学は、「イノベーション創出強化本部」及び「民間資金計画委員会」を新設し、学内の資源をビジネスとして成立させるため、企画?立案?交渉?契約等を総括する事業開発支援チームを立ち上げ、1.共同研究 2.受託研究 3.寄附金獲得体制強化 4.研究支援等体制強化 5.資産活用の5つの民間資金獲得増加策を展開することにより、民間資金の好循環を形成し、地域発?産学協創エコシステムを構築します。
具体的には、燃料電池に続くワイン科学や脳科学などの分野における新たなオープン?イノベーション拠点の構築、医薬品開発支援サービス大手のシミックホールディングス株式会社との包括連携による治験の実施拡大等の取り組みを開始し、民間資金獲得の増加を目指します。
※本事業では、全86の国立大学が以下の3つの重点支援の区分で分類され、①?②の計70大学から3大学、③の16大学から2大学が採択されました。
重点支援①…地域に貢献する取り組みとともに専門分野の特性に配慮しつつ教育研究を推進する大学 55大学(山梨大学含む)
重点支援②…専門分野の特性に配慮しつつ強み?特色のある分野で地域というより世界?全国的な教育研究を推進する大学 15大学
重点支援③…卓越した成果を創出している海外大学と伍して、全学的に卓越した教育研究?社会実装を推進する大学 16大学