三回連続講座「金融リテラシー講座」を開催
共通教育科目「消費生活論」(担当教員:教育人間科学部 神山久美 准教授)では、消費生活に関する基本的知識を習得し、消費者を取り巻く環境、消費者問題が起こる背景について理解することで、よりよい消費生活の実現について、多様な立場から考えることを目指しています。
この授業の一環として、日本証券業協会と連携し、平成27年5月22日(金)、5月29日(金)、6月5日(金)の3回に、三回連続講座として「金融リテラシー講座」を開催しました。
第1回目の「ライフプラン?マネープランの基本」では、今後起こりうるライフイベントを想定して、人生の様々な場面で相応のお金が必要であることを理解し、大学卒業後の進路や人生で実現したいこと等、今後のライフプランについて具体的に考えました。
第2回「様々な金融商品の特徴とリスク?リターン」では、「お金に働いてもらう」ということについて、預貯金や株式等の代表的な金融商品の仕組みを、金融商品のリスクとリターンの関係や特徴を通じて学び、講義内容を踏まえてグループ毎にポートフォリオを作成しました。
第3回「資産運用の際に気を付けたいこと」では、第2回でグループ毎に作成したポートフォリオを基にグループワークを行い、長期間行う資産運用とその結果について体験した後、資産運用を行う際の基本的な姿勢や必要な情報の集め方等などを学習しました。
授業後、学生からは、「将来について考えるきっかけとなった」、「言葉は聞いたことがあるが、詳しくは知らなかった内容について理解が深まった」等の声が多く挙がりました。
また、証券投資全般に関するイメージを尋ねたところ、ポジティブな内容をあげる学生が同世代の全国調査結果よりも多くなる等の成果がありました。(グラフ参照)